ご当地タニタごはんコンテスト 祝!受賞者インタビュー

中国・四国の予選大会を見事勝ち抜き,東京都内で行われた全国大会(2018年10月21日)において見事準グランプリに輝いたメニュー「山の幸・海の幸一杯♥福山生まれの農産物でうずみご膳」!
現在,その中の1品が,レシピ動画サイトkurashiru[クラシル]にて紹介されています。
準グランプリを受賞したメニューは次の4品で,どれも地元の食材や郷土料理をアレンジしたレシピです。レシピの詳細をいただけたので,年末年始のおもてなしに挑戦してみては?!(レシピのデータは記事の最後に掲載しています。)

「山の幸・海の幸一杯♥福山生まれの農産物でうずみご膳」


*くわいのうずみ鯛めし茶漬け

*塩麴でマロンかぼちゃの花しゅうまい

*ほうれん草の洋風白あえ

*福山の白桃と瀬戸内レモンのクラッシュゼリー

今回は,チームの代表の蔵本博美さんにお話を伺いました!

 

(ご当地タニタごはんコンテスト公式サイト)

   https://tanitagohan.net
(kurashiru ご当地タニタごはんコンテスト全国大会出場チーム決定!決勝進出レシピ特集)

   https://www.kurashiru.com/features/280

Q.準グランプリを受賞された感想を教えてください。
 「タニタが郷土料理にスポットを当てたコンテストを行う。予選ブロックが福山であるから地域活動栄養士さんどう?」と福山市健康推進課から出場のきっかけをいただき応募しましたが,まさか準グランプリをいただけるとは,思いもよりませんでした。
 今回チームを組んだ地域活動栄養士の樫野和子さん,卯目道子さんの存在は大きく,3人で受賞することができ感無量です。

 

Q.普段の活動を教えてください。
 私たちは福山地域活動栄養士会に所属し,地域活動栄養士として福山市が行う保健事業(一歳半・三歳児検診や離乳食講習会,乳児健診,地域での健康教育や相談…)などに出務させていただいています。
 私は,日頃は公民館の学区民講座やサークルの料理講師,公民館や団体(福祉を高める会等)から依頼を受けての料理教室・健康講座,企業(ガス会社)の料理講師などを中心に活動しています。

 

Q.東京で行われた全国大会での最終審査の様子と感想を教えてください。
 1チーム3分間のプレゼンテーションが終了したら,別室で調理された献立(服部栄養専門学校全面協力の元)が審査員の前に運ばれてき,審査員が試食し採点,その後質問タイムがありました。全15チーム終了後,別室で最終審査をして決定,受賞チームの発表という流れでした。
 予選を勝ち進んできた他チームの「郷土料理や地元食材を活かしつつ,工夫を凝らし現代風にアレンジした献立」と3分間のプレゼンテーションで「郷土を愛する情熱や熱意,意気込み」に圧倒され「負けた!」と思っていましたので,準グランプリ受賞で紹介された時には,3人とも信じられない思いでした。
 審査員長の服部幸鷹先生に総評をいただき「次世代にも伝承していってもらいたい食材(知らない人,食べたことがない人も多い)地元食材の慈姑(くわい)を郷土料理の鯛めしやうずみとマッチングした点や,他の料理との味や組み合わせなど…バランスが良かった点,和食献立である点」などを評価して下さったようです。
 惜しい点は「くわいのチップが薄切りだったので,くわいの味を感じなかった。」ということでした。

 

Q.メニューを決める際に,工夫された点はどこですか。レシピに込められた思いも教えてください。
 広島県の東部に位置する福山は温暖な気候に恵まれ,多くの農産物,海産物に恵まれた「福が山(ふくがやま)ほど」ある町。福山に伝わる郷土料理の「うずみ」の形を活かし,同じく郷土料理の鯛めし,生産量日本一のくわいをコラボレーションし,鯛めしおむすびの中にカリッとした食感のくわいチップをうずめて,瀬戸内産のいりこだしでお茶漬け風にした「くわいのうずみ鯛めし茶漬け」をメニューの中心に組み立てました。福山産の食材を使い献立として彩や栄養バランス,味のバランスが良くなるように工夫しました。
 生産量日本一の福山のくわいですが,近年,地元福山でも食する機会が減っているのが現状です。うずみも「うずみごはんマップ」も作成され提携店で食べることができますが…福山市民も知らない人も多く,また,うずみは見た目のインパクトがなく…残念に思っていました。
 福山市の中心を流れる芦田川,汐待ちの港鞆の浦,新幹線から見える福山城など風光明媚で,歴史もある福山市に来ていただき,うずみをはじめ地元の美味しい食べ物を味わっていただきたいという思いから今回のレシピを考案しました。

蔵本さん,樫野さん,卯目さんの3名により,全国という舞台で福山市の食材や郷土料理が多くの人の目に触れることとなりました!
応募にはカロリー計算や野菜を150g以上使うことなど,「タニタが考える健康的な食事の目安」を満たす様々な条件をクリアする必要があります。福山への思いのこもった,健康的で素敵なレシピだということが改めてよく分かりました♪
準グランプリ受賞,おめでとうございました!!

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「山の幸・海の幸一杯♥福山生まれの農産物でうずみご膳」
第1回ご当地タニタごはんコンテスト応募メニューレシピ.pdf
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